このレビューはネタバレを含みます▼
寿命が可視化される世界が舞台なのが、すごく斬新だと思いました。読み始めたときはゼロに向かって毎秒カウントされるなんて"死"が妙にリアルに感じられて怖すぎる・・・と思いましたが、読み進めていくうちに、ゴールがわかっている分後悔のないように時間を無駄にせず過ごせたり、最期の別れの過ごし方を自分で計画できたりと、悪いことばかりでもないかもな〜と、気持ちが変化していきました。
現実の世界では寿命は可視化されておらず、人はいつどの瞬間に命が尽きるかわからないけれど、それだからこそ後悔しないようにこの一分一秒を大切に生きていかねばなぁと、あらためて思わされました。