鍵のかかる部屋
」のレビュー

鍵のかかる部屋

紺野けい子

恋心を味わう作品。

2023年4月5日
この短い物語の中に二人の長い時間が巧みに織り込まれていて、読み手の頭の中で色とりどりの切なさが綴られていくのだと思います。

上手い。
恋心を味わうのに全てが揃っている。

そして題名。
主人公の散り積もった心を具現化させたような鍵の部屋。

短編の素晴らしいところがぎゅっと詰まっていました。


**15ページ**
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