このレビューはネタバレを含みます▼
竜に対する執着から国を傾けてしまっているコーツ王国。顧みられない王子、エリアスは黒くて大きな竜、アランに出会いました。笛の音に誘われるなんて、なんだかロマンティック。エリアスはまだ10代だから、世間知らずですがとても素直。そんなエリアスに対してオッさんであるアランは可愛いかわいいと心の中で叫んでます。イケオジよ!吠えて吠えまくれ!と応援してしまう。エリアスがいちいち可愛らしい反応をするのでアランは大変ですね。名倉先生の溺愛ものはほんと、楽しいです。しっかし、パークス大尉の面の皮の厚さよ。驚くくらいの厚さでした。名倉作品のヒールは嫌なやつがおおいのです。しかも、ほんとに居そうな。そういうやつかいるからこそ、主人公たちが輝くのですね。黒田先生の描くアランがかっこいい!