このレビューはネタバレを含みます▼
11話まで読みました。
最初は王道の仕掛けでの出会いから始まり、分かりやすい導入で引き込まれながら、優しい彼等の戯れがただ心地良くて、駆け引きが楽しくて見守っていました。その波がずっと続いていくものだと思っていたところからの9-10話でのヤスの抱えているもの、昌斗の真意に触れて、悲しいこともありながらもとても温かい気持ちで前に向かっていく心地よさ。
......からの......先生、先生...そんな...そんな風に思ってたの...? ヤスの熱量に対して先生はとても優しいけどあくまでホテルで出会った時からの関係だと思っていたので、そっか...そっか、目線合わないよね、そうだよ、目線が合わないんだよ...!!なんて切なくて胸が熱くなってワクワクする展開なんだろう、と。
11話を読み終わった今も、心をギュッと鷲掴みにされた気持ちのままこの感想を書いています。
優しい人たちの内面の奥の奥まで丁寧に触れていって、感情と表情の矛盾なくここまでの物語を展開されていることに本当に感激しました。もともと大好きな作品でしたが、11話で狗飼先生の洞察力・表現力に度肝を抜かれ、大好きの深度が更に深くなりました。今後の展開も楽しみにしています!