余韻が残る作品





2023年4月9日
山中ヒコさんの作品好きです。正直、絵は荒いし、流れるように進むのでページ数の割には話が短いなとは思います。でも、それを超えて、人が人を愛する気持ち、大切にしたい気持ちが底流に流れていて、それが読者を惹きつけてやみません。読み終えた後にも余韻が残って、独特の世界観に浸っていたい気持ちになります。設定が非日常なのも面白いです。この作品には、正直、エチがあったのかどうかわかりません。でも、それは必要ないでしょう。トラさんが、ヒカルBを愛する気持ち、行為が、時をも超え、場所をも乗り越えて超え二人が結ばれる、それが抒情詩のようです。

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Anno// さん
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