咲田さんは××でシてほしい【電子限定描き下ろし漫画付き】【コミックス版】
日高あゆこ
ダダ
さん
(女性/40代)
総レビュー数:1358件
このレビューはネタバレを含みます▼
表題作5話+短編「ヒミツの治療はベッドの上で」3話+短編の描き下ろし+表題作の電子限定描き下ろし4ページで、合計217ページ。表題作は5話なんですが、全部で125ページ程度なので、比率的には短編と同じくらいのボリュームです。まず表題作は、お疲れリーマンの吉沢×同じアパートの隣人・咲田のお話で、隣から聞こえる喘ぎ声に夜な夜な悩まされてきた吉沢が、実はその声は行為中の声ではなく、咲田が一人遊びしている時の声だと知って…という展開です。二人はほぼ初対面なのに、玩具を使っている咲田さんに興味があると言い出す吉沢。拒むのかと思いきや、後ろを使ってのセルフプレイを見せた上、玩具挿入のお手伝いを懇願する咲田。正直、スピード展開にびっくりしてます。話のボリューム的に仕方ないのかな。身体から始まる関係も苦手じゃないんですが、そういったのともちょっと違うような?会うたびに好きになって、身体だけでなく心でも繋がりたかったという咲田のモノローグ。気持ちは分かるんですが、そこに至るまでのそういう描写がないので、あまり咲田の心情に重みがなかったのが残念でした。同録の短編(と言ってもボリューム的には表題作と同じくらいですが)は、ゲイ向け出張マッサージ師の律×お疲れリーマンの樹のお話です。色々お世話してくれる律に好感しかなかったんですが、友人(元カレ?)からの指摘があまり腑に落ちずでした。ありがた迷惑、お節介過ぎるということ?さらっと読めたけれど、こちらも少し展開の早さが気になりました。
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