このレビューはネタバレを含みます▼
ちょうど半分あたりまでは面白くスイスイ読めました。でも半分を過ぎたあたりから雲行きがあやしい。
実父の墓をヒロインが掘り起こして遺体を見る?
死後数ヶ月経った状態の身内の遺体を見ても「涙ぐむ」だけ?
あんなに強いヒーローが階段から落ちて気を失う?
作者さんが後書きで「読者に笑いを、を目指しました」と買いておられますが、
ギャグは良いけどノリが独特で置いてけぼり感がありました。
イラストは美麗で好きなのですが、シリアスタッチで、ストーリーにあっていないような。
この表紙からギャグだとは思いませんでした。
わずかな甘いシーンもギャグでかき消される。
そして当て馬令嬢の性格が酷すぎて救いが無いし、その子にざまぁをするヒロインも強気であまり気分がいいものではありませんでした。
間諜の「マジか」という言葉使いも世界観にあわずモヤモヤしました。
義きょうだいものは大好きで楽しみにしていましたが、読み返しはないです。