その2人、解釈違いです！【電子限定描き下ろし付き】
美山薫子
ミイラ取りがミイラらになる腐男子君のお話
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
水瀬涼と伊角柊一は2軒お隣に住む同い年の幼馴染で､涼は柊一を生涯の親友だと思っています｡でも自分が腐男子で同人作家であることは内緒にしているのでした｡大学4年で就活も終わり､新作を引っ提げてイベント出店した涼は､ずっと憧れていた神作家さんが隣りのスペースなのを楽しみにしていました｡そしていざ当日､隣りのスペースには柊一が立っていたのでした｡そこからはだいたい予想通りの展開で､ぶつかったり悩んだりしながら幼馴染の親友から恋人へとステップアップしてゆきます｡タイトルとは違い主役の二人は解釈違いでは無いのですが､随所に腐男子•涼の｢これ同人誌でよく見るヤツ〜｣というのがあり､知識と実体験との違いがコミカルに描かれます｡頭でっかちで耳年増だけど中身はピュアッピュアな涼が､大好きな幼馴染の柊一と恋人になるまでの軽やかなラブコメです｡
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