無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です
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無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です

夜光花/サマミヤアカザ

起承転結の起承あたり

ネタバレ
2023年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ なろう小説のようなタイトルに釣られ、作者が夜光花先生と確認した瞬間カートにぶち込みました。タイトル&作者買いです。楽しかった〜〜!やっぱり夜光花先生は他シリーズでも騎士ものの長編を書いているだけあって、対抗試合とか、その辺りの熱気の含ませ方が最高。皇子(中身は敵国の宰相)のカリスマ性により配下の騎士や周囲の貴族が、軽んじる態度から支援者へと変わっていくのが楽しいのなんの。一応、購入前ササッとレビュー欄をチェックして続き物の一巻だとわかった上で読み進める事が出来たのがとても良かった。ありがとうレビュー欄の人。ここからはネタバレ感想と続刊への予想をあれこれ。一巻を読んだ方だけ先をどうぞ。おおよそ騎士×皇子(中身は敵国の宰相)で成立するんだろうなーと思うんですが、なにしろあと6人も執着してくる変態との再会が待ち構えているわけで、そういう意味でも気になって仕方がありません。最終的に元の体に戻るんだろうけれど、ニックスさんと再会したときに彼の口から出てきた「だいぶ外見が変わられましたね」が気になって…。体格も、元の体の方がいいのかな。皇子の体にいながら、元騎士団長を攻めようか逡巡してたところから元の姿への想像が広がってしまう〜!あと、ニックスさん…、彼こそが帝国から出奔した魔女本人だろうなあと思っていて、もしかすると出奔時に皇子の中身をチェンジリングしていったのでは…?という予想。そもそも皇子の姿こそが本当の姿で、雷で戻ったのかもしれませんね。だとすれば、この先も姿は変わらず愛を育む可能性もあるので、ともあれ2巻では先生も合体させたいとあとがきに書かれていたので、期待して待ちます!
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