このレビューはネタバレを含みます▼
今までたくさんの漫画を読んできましたが、読み終わってすぐレビューにしたためたいと思ったのは今回が初めてです。余韻、興奮が収まりません、、。3巻一気に購入し読みましたが正解でした。買おうか迷ってる方は絶対にネタバレなしで3巻とも購入することをオススメします。しかし、万人受けするジャンルではないのかなと。「不倫」というものが題材になっていたり、メリバともいえる結末だったと思うので、苦手な方は少なからずいるのではないかと思いました。が、色んな感情がぐちゃぐちゃになって、最後にはこの作品に出会えてよかったと心から思いました。不倫を肯定する訳ではなく、しかし途中もう何もかも捨ててくっついちゃえよと思ってしまうところもありましたが、やはりそういうことではないんですよね、、。色々な終わり方が想像される作品だったと思いますが、私は最後まで読んで題名の意味を理解して、素晴らしい最期だなと思いました。
結局貴斗は離婚して、梓は独り身でいたのなら、ふたりで幸せになるハッピーエンドも描けたのではと一瞬思いましたが、そんな簡単なもんじゃないよなと。ふたりが交わした約束はもっと重く「愛」じゃ収まりきらないほどのものだったんだよなと思いました。あれで、数年後なんだかんだ一緒に幸せに暮らしましたとさで終わっていたらそれはそれは「ちがう!!!」って全員がなったでしょうから、こんな結末が描ける作者様尊敬します、、。号泣鳥肌モノです。買って損なし。一生モノ。