星評価は2巻までの短話連作に





2023年4月21日
各巻ほぼ180ページ。
季節や植物などの霊的存在と人間が交流する、心温まるファンタジーシリーズ連作。
2巻までは短話連作でほぼBL未満。自分の趣味としてはそちらが好みです。
〜〜〜〜〜
1巻は、シリーズ3話に加えて別作品が多く、短編集と言える構成です。シリーズの話は、老人と思い出と桜の織りなす切ない話、小学生男子と白木蓮のかわいい話、ひまわりの約束の話の3つ。後の4作はBLで現代劇。『甘い星 苦い星』は主人公がなかなかの臆病系クズで引きましたが、他の3作はほのぼの系。
〜〜〜〜〜
2巻は、残された梅の話と、拾われた猫柳の話の2作品。いずれもゆっくりとやさしく、特に猫柳の話が好みです。猫ミミの猫柳の「ごしゅじん」を慕う姿が可愛かったです。
〜〜〜〜〜
3、4、5巻は、夏の精霊の話、なんですが。シリーズの他の話と違って、メインは異種間の交流ではなかったです。高校生だった頃の二人の過去の部分が多くを占め、それがまた滅入る……。個人的には夏月の母親にちょっと同情します。あんな場面見せられたら、相手が女子だったとしてもキツいよねえ……。まだ弱い子供の失敗が痛々しかったです。
この話はこの話で、やりきれない感じやなんかが良かったですが、ヘタレが比較的苦手なほうなので、あまり好みではありませんでした。
3、4巻に、シリーズのちょっとした番外編があって微笑ましく、4、5巻には『なつやすみのとも』(それぞれ主人公が異なる10ページ程度の短篇)が入っており、これもかわいらしさある学生もので微笑ましかったです。
季節や植物などの霊的存在と人間が交流する、心温まるファンタジーシリーズ連作。
2巻までは短話連作でほぼBL未満。自分の趣味としてはそちらが好みです。
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1巻は、シリーズ3話に加えて別作品が多く、短編集と言える構成です。シリーズの話は、老人と思い出と桜の織りなす切ない話、小学生男子と白木蓮のかわいい話、ひまわりの約束の話の3つ。後の4作はBLで現代劇。『甘い星 苦い星』は主人公がなかなかの臆病系クズで引きましたが、他の3作はほのぼの系。
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2巻は、残された梅の話と、拾われた猫柳の話の2作品。いずれもゆっくりとやさしく、特に猫柳の話が好みです。猫ミミの猫柳の「ごしゅじん」を慕う姿が可愛かったです。
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3、4、5巻は、夏の精霊の話、なんですが。シリーズの他の話と違って、メインは異種間の交流ではなかったです。高校生だった頃の二人の過去の部分が多くを占め、それがまた滅入る……。個人的には夏月の母親にちょっと同情します。あんな場面見せられたら、相手が女子だったとしてもキツいよねえ……。まだ弱い子供の失敗が痛々しかったです。
この話はこの話で、やりきれない感じやなんかが良かったですが、ヘタレが比較的苦手なほうなので、あまり好みではありませんでした。
3、4巻に、シリーズのちょっとした番外編があって微笑ましく、4、5巻には『なつやすみのとも』(それぞれ主人公が異なる10ページ程度の短篇)が入っており、これもかわいらしさある学生もので微笑ましかったです。

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salmon さん
(女性/50代) 総レビュー数:2126件