王道少女漫画の流れを汲む大正義

ネタバレ

2023年4月23日

このレビューはネタバレを含みます▼ 36歳リーマンライターの矢ヶ崎巽はアラブ系のラシード王国のニコラ王子を街中で偶然助けます｡母国で日本のガイドブックを出版する為に来日していた王子の希望で､巽は王子を観光スポットに案内することになります｡どこに行っても心から楽しむ王子は巽の家まで着いて来て､縁側や畳に大喜びします｡父である国王に見染められてラシードに嫁いだ王子の日本人の母は10年前に亡くなっており､王子は母親が一度も帰れなかった故郷を見たかったのと言うのでした｡巽はそんな王子に絆されて一緒に飲み明かし､酒の勢いもあって王子を抱いてしまいます｡一夜明けて､ラシードでは処女を捧げた相手と一生添い遂げる慣習があると聞かされて巽は愕然するのでした｡王子の育ちの良さと天真爛漫さが､小説家を目指しながらもなかなか夢を果たせず離婚もして独り身の巽の心に潤いをもたらします｡ストーリー的には王道中の王道ですが､何事にも素直な褐色王子のえっちな可愛らしさが存分に楽しめます｡

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あいかさん

(女性/30代) 総レビュー数：705件

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