このレビューはネタバレを含みます▼
12巻読了。
「毎日無料」で10巻まで読めます。
亡くなった父親の廃業したうどん屋の窯で、小麦粉と寝ていた小さな男の子。どこから来たかもわからないまま放り出すわけにもいかず、一緒に暮らし始める主人公「宗太」。
実家の片付けのための帰省だったものの、30歳、人生に少し迷っていて、孤独を感じていたところでした。
親友も、姉夫婦も、仕事仲間も、地域の人たちも、そして何も無い田舎と思っていた故郷も、それら全ての魅力を再確認させてくれた小さい男の子「ポコ」との生活。
その一つひとつのエピソードも、あったかくてほっこりしたものでした。
宗太の姉「凛子さん」の夫「浩一郎さん」のネクタイの柄のお話が特に良くて、心に沁みました。
物語の終盤、何が最善の道なのかを探しながらお話は進みますが、作家さまの選ばれた選択は納得はできても寂しくて・・・。
でも、未来に希望が持てるような締めでした。
う〜ん、コシの強いうどんが食べたい(^-^)