ごめんねジェラシー
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ごめんねジェラシー

さとう蜂子

設定が大好きすぎる

ネタバレ
2023年4月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大手総合商社営業 二階堂隼人 27歳×アートカルチャー誌の編集 岩崎裕貴 28歳
アーティストになるという夢を砕いた高校時代の後輩と10年後に再会するお話でした。
絵画や音楽などの芸術やスポーツをテーマにしたBLは深みがあって好きです。葛藤や嫉妬、情熱、挫折、達成感、どれも引き込まれる要素があります。
そしてもうひとつ好きなのが過去に置いてきたものを取りにいくようなストーリー。10年という時間は長くて、取り戻せないものもあるけれど、心の平安は考えを変えるだけで取り戻せる。そんなことを気づかせてくれる作品でした。
作者様は毎回毛色の異なるお話を届けてくださいますね。最新作は闇金?また作者買いしなくてはいけない方が増えてしまいました。たいへん...いや、うれしいです!
はじまりと終わりのキャラの変化もBL読みの醍醐味だと思うのですが、そこもよかったです。控えめに言って、全部好きです!
2023年2月 総176ページ カバー下あり 電子限定描き下ろし1p 修正は白抜き
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