このレビューはネタバレを含みます▼
過保護な親友・シノ×寂しがり屋の速水。一人で寝るのが嫌いで女の子を取っ替え引っ替えしている速水は、親友のシノに片想いしながらも関係を壊したくなくて、友達でいるために気持ちを隠している。でも新しい友人の井川がシノへの好意を隠さず明かしたことで、少しずつバランスが崩れていってしまう。井川がバイで速水はノンケ?だけど男経験もありで、恋か友情か曖昧なまま疑心暗鬼になるのが焦れったくてハラハラ。速水が極度の寂しがりになった家庭の事情が切なくて、親に愛されていただけに辛い。結局男と女のまま親になれなかったんだろうか。子供は妻の付属品じゃないぞと引っ叩きたい。あくまで友達であることに拘ったことですれ違ってしまうけど、間に入った井川がいい奴すぎて…!一番大人だね。井川なくしてまとまらなかったと思うので、友情が続いてよかった。バー店長&恋人にも助けられたし、いい友人に恵まれたことに感謝しつつ幸せになって欲しいな。