このレビューはネタバレを含みます▼
祖父が元副総理のサラブレッドな新人議員•御硯燿の元に、祖父の秘書だった紅墨の親戚•紅墨明がやって来ます。海外で傭兵をしていた明は燿の秘書として勤務し、燿の家で寝泊まりすることになります。ガタイが良くて人懐っこい明は初対面でもグイグイと燿の懐に入ってきます。まだ幼い時にゲイであることを祖父に見抜かれた燿は、政治家になる為にそのことを決して誰にも言わないと祖父と約束していました。約束を守り、そういう情報も行動も一切を絶ってきた燿は世にも稀なる純情可憐な処女であり、それを知った明はその秘密を誰にも言わない代わりに処女をくれと言ってきます。ガサツなようで有能な秘書てある明は、国会の流れに沿って綿密な燿の開発計画まで立ててくるのでした。エロどころか恋も知らない燿が、僕なんかに拘らなくても…とおずおずと明に身を任せるのがなんとも可愛らしいです。生まれて初めての嫉妬に悩んだり、明の父の紅墨幹事長代行に邪魔されたりしながら二人は本気の恋に落ちてゆきます。心も身体もガッチリ大きな秘書とピュアで真っ直ぐな議員先生とのハッピーなラブコメです。