このレビューはネタバレを含みます▼
異世界召喚された「聖女」の鳶職・彼方×赤目の第三王子・アミュウ。赤目で迫害されているアミュウは、隔離されている離宮から国を救う聖女召喚を祈願。するとなぜか王宮ではなくアミュウの頭上に男が降ってきて池に落ちてしまう。ガテン系の男が聖女として異世界召喚されるって面白い。確信は持てなくてもおそらく聖女だろう彼方を匿うアミュウが初心で世間知らずで、彼方に翻弄される姿がエロ可愛かった。優しくしてくれる兄のために尽くす健気さもいじらしくて、不穏な気配にアミュウが辛い展開にならなきゃいいなと思いながら読んでました。あくまでアミュウ側の話がメインで、聖女の力も必要だったけど、彼方自身の人柄の方がもっと大事でアミュウの力になっていたのがよかった。とはいえ異世界召喚ものとしてはちょっと物足りなかったので、続編あってもいいかも。彼方がアミュウのところに召喚された理由はなるほど！
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