華は褥に咲き狂う
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華は褥に咲き狂う

宮緒葵/小山田あみ

上様受!

ネタバレ
2023年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2015年〜2022年。5巻以降人物紹介あり。"〜によって。"、"〜だから。"、みたいな文章が多くて少々気になりました。表は貞淑な妻、裏では嫉妬と執着渦巻く裏家業の男・純皓×真面目で心優しい八代目将軍・光彬。
光彬の婚姻相手は都から迎えた姫=男の純皓!並々ならぬ決意を滾らせ大奥に来た女装攻。見事な手練手管を見せて光彬の後ろを奪う純皓。
長らく闇を抱えていた純皓は光彬のみ大事!な思考でしたが、様々な困難を皆で乗り越えた結果、周囲を信じて二人一緒の未来を見るようになりました。
純皓の全てを知っても受け入れる懐が深過ぎな光彬。そんな光彬の人たらしっぷりが巻を追うごとにアップ!純皓を筆頭に、家臣たち、陽炎、鬼讐丸、彬春、馬から神様まで様々。
後悔や葛藤あったにせよ、結構やりたい放題だった玉兎や麗彬には同情湧かず。純皓の父と兄は分かりやすくクズ。麗皓を思いを寄せる隆義は潔い好敵手。最後、光彬の清濁併せ呑む優しさが全てを救いました。鬼讐丸……!
鶴松と富貴子もすっかり頼もしくなりました。しかし3巻ではのちの十代将軍・光護が二人の子供と書かれているのに、8巻では二人の間には子供なしと書かれていて??
光彬も助けられること数多な祖父は完全無敵かも?友人の常盤主殿頭もカッコいい。色々哀れな門脇は幸せ……?最後は各キャラたちのその後や、スピンオフの桜吹雪シリーズ関連もちらり。
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