イキガミとドナー 二人のイキガミ
」のレビュー

イキガミとドナー 二人のイキガミ

山中ヒコ

柴田の罪と贖罪と救済の物語

ネタバレ
2023年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 覚悟して読みました。結果、自分でも引くほど泣きました。春人が腕をもがれた時の絶望。柴田が持つ怒りは他でもない自分自身に向けられていたものだと気づいた時の虚無。もう泣けて泣けて。柴田は救済されたけど、春人に救いはあったかな。エピローグを読んでも、ただただ春人が哀しく苦しい。当分引きずりそうです。
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