日常をゆっくりと描いたリアリティ





2023年5月3日
40を前にいつもの日常に憂鬱を感じていた上司と10歳年下の部下が、女の子ごっこやアンチエイジングという名目で日常を変える活動を一緒にしていくうちに心の距離も近くなっていく恋のお話。
ゆっくりと進む日常の中で少しずつ非日常的なものを一緒に体験する二人。四十路にしては可愛過ぎる野末と、その野末に好意を持つ無愛想だけど優しい外川。二人の会話のテンポと雰囲気が独特で、一緒にいる時間の楽しさが良く伝わってきます。非日常の時間が徐々に日常に溶け込み、一緒にいることが当たり前になっていくことで生じる気持ちの変化に戸惑う時間もまたリアルで、二人の気持ちの揺れ動きがとても繊細に丁寧に描かれています。年齢の悩み、上司と部下という関係の悩み、男同士という悩みと、一緒に過ごした楽しかった時間の記憶との狭間で、悩んだり諦めたり立ち止まったりする野末には共感しかありません。また、溢れ出しそうな好意を抑えつつ、近づく距離感を必死に測っている外川の誠実な姿も切ないです。そんな二人が心を通わせるまでの二転三転する日常もとてもリアリティがあったと思います。
コマ割りも独特で、セリフがないシーンでもきちんとお話が進んでいるのが分かる描写で、読んでいて面白かったです。
withカプチーノでは二人の関係を現実的に考えた野末が悩み苦しみ、二人の喧嘩にまで発展しますが、その過程が本当に細かく描かれています。特に野末が桐島と柿谷に相談するシーンは反応が本当にリアルでした。その中で、彼らの信頼関係とか親密さが伝わってきたのもとても良かったです。
もっと幸せな二人が見ていたいので、今後の展開を楽しみにしています。
ゆっくりと進む日常の中で少しずつ非日常的なものを一緒に体験する二人。四十路にしては可愛過ぎる野末と、その野末に好意を持つ無愛想だけど優しい外川。二人の会話のテンポと雰囲気が独特で、一緒にいる時間の楽しさが良く伝わってきます。非日常の時間が徐々に日常に溶け込み、一緒にいることが当たり前になっていくことで生じる気持ちの変化に戸惑う時間もまたリアルで、二人の気持ちの揺れ動きがとても繊細に丁寧に描かれています。年齢の悩み、上司と部下という関係の悩み、男同士という悩みと、一緒に過ごした楽しかった時間の記憶との狭間で、悩んだり諦めたり立ち止まったりする野末には共感しかありません。また、溢れ出しそうな好意を抑えつつ、近づく距離感を必死に測っている外川の誠実な姿も切ないです。そんな二人が心を通わせるまでの二転三転する日常もとてもリアリティがあったと思います。
コマ割りも独特で、セリフがないシーンでもきちんとお話が進んでいるのが分かる描写で、読んでいて面白かったです。
withカプチーノでは二人の関係を現実的に考えた野末が悩み苦しみ、二人の喧嘩にまで発展しますが、その過程が本当に細かく描かれています。特に野末が桐島と柿谷に相談するシーンは反応が本当にリアルでした。その中で、彼らの信頼関係とか親密さが伝わってきたのもとても良かったです。
もっと幸せな二人が見ていたいので、今後の展開を楽しみにしています。

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