恋せよ千年ニート【特典ペーパー／電子書籍限定マンガ付】
瑞原ザクロ
このレビューはネタバレを含みます▼
読み放題にて。
ブラック企業で人生疲れ果てて溺れた主人公を浦島太郎が助ける（しかもうっかり）という、予想もしていなかった始まりでした。
浦島太郎は竜宮城でニートになってるし、亀やんと竜さんの受精話とか、面白ファンタジーが続いて楽しいです。浦島のだらけっぷりにちょっとイラッとして、恩人とはいえ亀やんが浦島に肩入れするのも違和感を感じるほどでしたが
最終話のラストのモノローグと最終コマの浦島のセリフは感動しました。真理であり、当然といえば当然なんだけど、改めてセリフになるとハッとする。しかも浦島のこれまでの千年と、玉手箱のくだりがあったからこそ、ものすごい説得力があった。
こんなほんわかファンタジーに そんな深いテーマが隠されていたとは。
それを重たくなくさらっと描けてしまう作者さまに感嘆です。
良いお話でした。
個人的には亀やんと竜さんのカップルがすっごく好きです！
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