私は悪役令嬢なんかじゃないっ!! 闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ
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私は悪役令嬢なんかじゃないっ!! 闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ

不二原理夏/音無砂月

泣いた…

ネタバレ
2023年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻を読みましたが、クローディアが可哀想すぎる!!執事や兄からは優しくしてもらっているとはいえ、アメリアや母親の態度はいくらなんでも酷すぎる。父親も「どう接したらいいのか分からない」というふざけた理由でクローディアとまともに話そうとしない。こんな家庭環境でクローディアがまともに育ったのは前世の記憶があったからで、前世の記憶が無かったら多分小説通りの悪役令嬢になっていたと思う。特に、落ちそうになったシルを助けてあげた場面。善行をしたにも関わらず、闇の精霊王(ジェラルド)の加護持ちだからという神話に基づいた理由で濡れ衣を着せられ、父親は何もせず、ジェラルドが庇わなければ誰もクローディアを助けることはしなかった。挙げ句、学園でも扱いは変わらない。こんなに酷いことがあるだろうか!?それでも、「闇の精霊王の加護持ちだから」という扱いをせずに優しく接してくれる周囲の人達が少なからずいたからよかった。そういう胸糞的な展開はあるけど、面白いし巻数も少ないので最後まで読んでみようと思う。
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