三月の兎たち
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三月の兎たち

凡乃ヌイス

飛んで火に入る何とやら

2023年5月6日
飛んで火に入る夏の虫、ならぬ春の兎か。ハルキは、止せばいいのに魅力的な圭吾に引き寄せられて、自ら、壊しグセのある麻也と圭吾の2人の怪しいお茶会に飛び込んでしまう。
確かに3人ともイカレてはいるが、一応調和が取れているようなので(?)重苦しくならず割とサラッと読めた。サンドイッチみたいに押しつぶされたハルキの体がちょっと心配かな。
ビジュアルは話の雰囲気ぴったり。ハルキのヤンキーなのに真っ直ぐな忠犬ぶり、麻也のダルそうな顔に似合わない独占欲、圭吾は人を惑わすようなホクロを持っているのにジャイアンのような音痴っぷり…それぞれのキャラもたっていてよかった。ぬいぐるみの表現や、最後のモブ子目線のリポートも面白かった。
修正は特別仕様らしく、あまり隠れておらず血管の感じもよくわかる。
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