今日からΩになりました。安里と波多野
」のレビュー

今日からΩになりました。安里と波多野

舞木サチ

BL作品で、初めて泣きました。

ネタバレ
2023年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ どうしてもαとΩに焦点が当てられやすいオメガバース作品の中で、βと遅発性Ωの恋人同士のお話しでした。読み応え抜群です。
β性と診断されたあと、成人してΩが発覚した大学生の透。その透と高校の時に出会ってから恋人の大学医務員、安里(通称先生)。2人の信頼関係を揺るがしたのが遅発性の第二性…。お互いが相手の幸せを願えば願う程、切なくなっていく愛。こんなに愛し合っているのに、別れを決意する2人の心情を思うと涙無しでは見ていられませんでした。3巻では「え、どうなるの?」という不穏で悲しい結末までのレールが敷かれている中、透Ωくんがそんな選択をするなんて…そんな展開が!!!!と深過ぎる愛と作者先生のストーリーアイディアに脱帽。。。βとΩの幸せがここに詰まっています。
子育てBLも好きなので、その後の幸せな様子が見れてとても嬉しくて涙が報われました(笑)
尻に敷かれている年上の攻め(安里)も、上手く転がしてる可愛い嫁(透)の雰囲気もとても可愛かったです!
後輩番カップル達とも家族ぐるみで仲良くしてて欲しいですし、当て馬になってくれた彼(名前忘れた笑)も、医師の先生(名前忘れた笑)もみんな素敵なキャラクターばかりで、読み終えたあとの多幸感は素晴らしいです。
素敵な作品をありがとうございます。
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