新しい切り口の逆転生令嬢

この作品の魅力は心理描写の細かさや世界観の作り込みです。
タイトルや表紙を見たときは中世ヨーロッパ風、乙女ゲーム、転生悪役令嬢？とオーソドックスな作品を想像していました。しかし無料公開してた1巻を試しに読んだらそんな偏見は取り払われ、ページを捲る手は止まらず、気が付けば全巻購入…。転生モノと言えば大体中盤になってから中だるみ展開になるので購読も放棄する私なんですが、この作品は1話終える度に続きが気になって仕方ありません。レビューにも幾つかある様に少しくどい言い回しや長文の台詞は多いものの、出てくる登場人物が活き活きしているのと話の展開が毎回予想外なので自然と引き込まれてしまいました。
正直その部分は説明不足じゃないか？その展開は無理があるのでは？と思う部分もちらほらあるのですが、漫画の演出技術と作品が織りなす熱量に説得されてしまいました。今の時代転生令嬢と言うジャンルは数多く存在しますが、その中でもこの作品は静かに異彩を放っている様に感じます。
散々上から感想垂れましたが領主様と主人公の切ないシーンは泣いたし主要人物の一人が死んだ時は納得行かず怒ってました。それ程この作品に夢中になってます笑笑
悪役？も含めて登場人物達が全員活き活きしていて魅力的なんですよね…。
最新刊も気になる展開続きなので購入を迷ってる方は是非！！