繭の宴
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繭の宴

カジカ

なんだコレ…

ネタバレ
2023年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 頑張って9巻まで無料だったので読みました。
一言で書くと〈胸くそ悪い話〉です。
もう読まないかな。

ネタバレすると、
戦争で精神が崩壊した変態爺が孫のユリを座敷牢にカ ン禁して蚕を育てさせながら、ユリ自身も蚕のように育てている話。
ユリは縛りあげられて手足動かせないし口だけでご飯食べるから犬食いだし、食べ物もぼた餅?みたいなもの1種類しか与えられない。外に出られるのは7日に一度30分。
それを遂行する変態爺に婆も使用人も近所の人も警察すら誰一人逆らえないから地主?とかなのかも。

途中、7歳くらいのユリがお風呂に入っている時に爺が風呂に後から入っていく描写があったのでリアル源氏物語がやりたくて自分好みの女に育てる気だったのかも…。

爺が動けなくなってから婆が爺の部屋で爺が大事にしていた〈A君忘レ物〉って瓶詰めの爪?みたいな物と軍人の集合写真(A君と思われる男と若かりし頃の爺以外全員✖︎が書いてある)を発見。写真のA君は目元がユリに似ていて…そこからユリはA君の娘と推察。ユリにやたら執着するのは…。

そこから婆は昔年の復讐を計画。復讐にユリを利用するからため息しか出ない…
ユリに明らか変態鬼 畜クズのデイビッドって外国人を家庭教師に採用。6年後、ユリが16歳になった時に婆がデイビッドに泊まっていけという。
案の定、婆の目論見通りデイビッドがユリの処女を奪う(それも婆がデイビッドを焚きつけてたような…)、デイビッドが情事の最中にユリに「もっと声を上げろ、この屋敷の奴らに聞かせてやるんだ、〈私は生きてる〉ってな。」とかなんとか言って喘ぎ声を大声で出させるんだけど、それを死にかけた爺が聞いて〈ユリの初めてが別の男に奪われた〉ことに衝撃を受ける。それは自分を愛さなかった爺への婆の復讐で。復讐完了と同時にデイビッドはユリと駆け落ち(でもデイビッドは本当にユリを連れ去る気はなくて処女は奪ってるから目的は達成、金さえもらえたら婆に返すつもりだったけど)婆は〈ユリを女にしたのはあなただから責任を取りなさい〉とか言ってユリを捨てる。数年後ユリは風俗嬢。デイビッドから金を持ち逃げされて捨てられる。(9巻の時点)
なんだか本当に不快。読んでて気が滅入る。
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