ラストが……





2013年2月24日
刻々と変化する人間模様と、閉ざされた村に漂う緊迫感と疎外感、倫理から切り離され、あるいは熱に浮かされたような集団の不気味さを垣間見せる祭りの描写は秀逸。
細部の演出にこだわっているせいか、印象的なシーンも多い。
作者の、物語を作る力量は確かだ。
ただ、ジャンルの都合上、どうしてもカタルシスのない展開がつづくので、読むのがだんだんしんどくなる。ラストもなんだか蛇足気味。
エロシーンは気合いが入っている。前述した陰鬱な雰囲気は、すべてエロシーンを飾る演出にすら思えるほど。
それを踏まえて、賛否両論あるのを承知で言うなら、「ムッツリスケベな作品」という表現が個人的にはしっくりくる。
美しいラストさえあれば、さらなる傑作になっていたことだろうと思う。
細部の演出にこだわっているせいか、印象的なシーンも多い。
作者の、物語を作る力量は確かだ。
ただ、ジャンルの都合上、どうしてもカタルシスのない展開がつづくので、読むのがだんだんしんどくなる。ラストもなんだか蛇足気味。
エロシーンは気合いが入っている。前述した陰鬱な雰囲気は、すべてエロシーンを飾る演出にすら思えるほど。
それを踏まえて、賛否両論あるのを承知で言うなら、「ムッツリスケベな作品」という表現が個人的にはしっくりくる。
美しいラストさえあれば、さらなる傑作になっていたことだろうと思う。

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