災厄令嬢の不条理な事情
」のレビュー

災厄令嬢の不条理な事情

中村朱里/鳥飼やすゆき

ヒロインが良い子で好(ハオ)

ネタバレ
2023年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな漫画家さんがコミカライズを担当されていたため、原作にも銭を落としたい!と購入させていただきました。

主人公のマリオンさんは、とある事情から災厄と隣り合わせの生活を送られています。
作中でも様々な不運に遭うのですが、マリオンさんはその度に、御両親との思い出のお品であるパラソルでもって、襲い来る敵をちぎっては投げちぎっては投げ‥。味方を庇いながらも、鮮やかにたたんでしまうのです。
その姿は、(自己犠牲精神がありすぎるという意味で)若干の危うさを感じさせますが、それでも勇ましく、生きる力にあふれています。
行動と同じく、お人柄も素敵です。マリオンさんは、災厄を引き寄せるご自身の境遇を恨むでもなく、持ち前の朗らかさによって日々を明るくすごしてらっしゃる。

勇気があって、爽やかな心をもった女の子‥。

最高最高最高〜〜!!!

これだけでもう星3つです!作者様、マリオンさんを世に放ってくれてありがとうございます!すごく好きです!


それだけに、返す返すもストーリーが惜しかった。
これだけチャーミングなキャラクターがメインをはっておられますので、他者をさげることによって主人公をあげるような構成にする必要はなかったように思います。
昨今流行りの構造なのでしょうが、ただただ口惜しや‥口惜しや‥

ドロン
ヒヨコになってしまったのでこれ以上は書けません

さようなら。
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