霧の楽園
」のレビュー

霧の楽園

丸木文華/笠井あゆみ

縁の目には霧が降る

ネタバレ
2023年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭から受けへの好意もあからさまに常にフルスロットルなスパダリ攻めに対して、いつも心許なげで気持ちを明確にしない未成熟な主人公にまずモヤる。全体を流れる不穏な空気や口調や妙な艶っぽさなど無視できない違和感を感じつつ、物語の核心に触れるとやはり丸木先生らしく闇多めでした。近親相○がなかっただけ良かったかな…えっ…なかったよね…。攻めだけが知る受けの愛してやまない正体というか不完全さは間接的にチラ見せされただけにとどまり、本当の初めては誰verだったのか何人いるかとか、真相を含め全てを明かさないスタイルに一層作者さまのファンになりました。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!