悪名高い領主に嫁ぐことになりましたが毎日幸せです【分冊版】
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悪名高い領主に嫁ぐことになりましたが毎日幸せです【分冊版】

あづち諒

いやもう

ネタバレ
2023年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの異母妹が、胸糞な程に性悪過ぎて、こいつが生き地獄に堕ちてもざまぁと嘲笑できるレベルの糞女です。こんなのに惚れるヒロインの元婚約者も、どれだけ人を見る目が無いんだか。これでどこぞの嫡男だというんだから、こいつが家を継いだら没落間違い無しですな。

そもそも、平民の愛人とその娘が社交界に受け入れられるとは到底思えないんですけどね。高位貴族の愛妾ならともかく、男爵如きがねぇ。正妻の娘が平民の愛人から生まれた異母妹をいびったとしても、貴族社会で非難されるとは思いがたい。

ヒロインの父親も、王家の姫も降嫁している辺境伯から縁談の申し入れがあったのを上から目線で気に入らないとか、信じられないくらい馬鹿かと。男爵如きが遥かに格上貴族である辺境伯にそんな口を叩くなんて、身分を弁えてないにも程がある。

ヒロインも勘違いしているようだけど、辺境伯の"辺境"って、田舎って意味じゃないんですよ。地理的にも重要な領地を治めている貴族で、辺境伯なら家格的には侯爵と同格なんですよ。

ヒロインの回想に性悪糞妹がたびたび出てくるので、読むのがなかなかにキツイですが、とっとと男爵家ごとざまぁな末路を迎えてもらいたいと切望してしまいますね。大好きな他作品の元悪役令嬢に言わせるなら「死で贖うことすら許さない。生きたまま地獄を見せてやる」って気持ちですね。
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