スライドグリーン【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
オオヒラヨウ
そばにいるのが当たり前で気づかなかった恋
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
生まれつき身体の弱い柏木智は幼馴染の鹿野功生に世話を焼かれています。小学生の時に功生と遊んでいて智が骨折してしまったことを功生か負目に感じているからだと智は思っています。中高一緒の二人は東京の同じ大学に進学し、隣同士の部屋に住み、サークルも一緒なのでした。サークルで行った花火大会で智は軽い喘息症状を起こしてしまうのですが、功生は引き留める女の子をぶっちぎってさっさと智を連れて帰って来ます。智は自分が功生の恋を邪魔していると感じて、功生と距離を取ることを決めます。そんな智にサークルの玉森先輩が「功生と付き合っているの?」と訊いてきます。びっくりしながらも智はいつのまにか先輩に功生とのことを相談しているのでした。智が功生離れするために、最初は先輩に女の子を紹介してもらう筈が、先輩と付き合っているフリをすることになります。智が玉森先輩と付き合っていると聞いた功生は、「俺の方が好きなのに」と言って智にキスしてくるのでした。純情乙女の智は自分の気持ちになかなか気付けず、気付いたところで今度は動けないのですが、最後は頑張ります。玉森先輩が普通にいい人で良かったです。
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