山小屋にて
」のレビュー

山小屋にて

菅辺吾郎

苦しくて、でも優しいお話

ネタバレ
2023年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 会社で息苦しさを感じている山本の姿に胸が苦しくなりつつ、そんな山本を不器用な優しさで包み込むクマの存在に救われた気持ちがしました。また、山本の自信のなさが他人事ではなく、まるで我が身のようで辛くもなりました。が、山本は自分の弱さから逃げることなく、向き合い、少しずつでも行動を起こし、変わろうとする様に一歩を踏み出す勇気をもらえた気がします。エロ的には正直薄く、キスまで。でも、んなことはどうでもいい。むしろあの2人が1巻というページ数の中で最後までしていたら、逆に違和感を持ったでしょう。焦ることなく、2人のペースでゆっくり進んでほしいと思いました。
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