永遠の昨日
」のレビュー

永遠の昨日

榎田尤利

表紙がとても切なくて

2023年5月15日
ブラックでユーモアのある文章が所々に散りばめられていて登場する高校生のみんなが生き生きと描かれています。死体であるはずの浩一も。物語はあくまでも前向きに進んでいこうとするのですが、満と浩一が互いにかけがえのない存在だということを思い知らされるたびに後半はページをめくる手が重くなってしまう。タイトルの永遠の昨日はわたしたちの今日かもしれない、身近な人やなんでもない日常が愛おしく思えてくるとても素敵なお話でした。
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