このレビューはネタバレを含みます▼
じみ先生と言えばDK、舞台は高校ですね。奔放…いやアグレッシブなDKが多く、さらっと、えええ〜!な事が起こったりする作品が多い印象です。で、今作は、普通のDK×異国の綺麗な第3王子で、どちらもピュアで一途。異国の政治的トラブルに巻き込まれると言う、じみ先生には珍しい設定ですが、コメディマンガ的ご都合主義、からの大団円で、やっぱりカラッとサラッと楽しく読めるじみ先生のラブコメです。
エンクレモ王国の第3王子レイをホームステイさせる、一般家庭のハルト家。それぞれの父親がネトゲ友達だったから、と言う縁です。10年前の初恋を追いかけて、高校生になって留学してきたレイは、ハルトに速攻プロポーズ。ハルトは身分違いだし常識的に引いてしまうんですが、気持ちはレイに持ってかれます。もちろん、身体の煩悩も…。二人の恋が実るか?、レイには身の危険が迫っていたり(?)と、いろいろ起こります。でも、シリアスは一切無し、ハラハラするシーンでも、なんだか笑えます。ラブコメ、最高です。大団円なので、なおのこと楽しい。
レイを見た時、じみ先生は絵を変えたのかと思いましたが、ハルトは安心の顔。ハルトは、ホント普通のDK。レイにとってはヒーローですが、カッコいい攻め様ではなかった、そこがいい。大人になっても、ずっと普通でいて欲しい。だからこそ、レイの可愛さが引き立つのです。