玉響
」のレビュー

玉響

ゆき林檎

酔いしれました

ネタバレ
2023年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ *大正浪漫のムードたっぷりな美しい言葉、そしてそれにぴったりマッチした美しい作画、ゆき林檎先生の描き出すドラマにひたすら酔いしれました。
立花と麻倉が共に生きていくにあたっては、困難や苦労、心身を蝕むようなしんどさも何度も何度もあったのではなかろうか。
そこは作中殆ど語られてはいないけれども、時代やそれぞれの身分立場を思えば容易に想像がつきます。
だからこそ…立花の〈消えた原稿〉の最後に書き添えられたあの言葉にぎゅーっと胸が締め付けられました。
美しい物語をありがとうございました。
2人が幸せに過ごした時間が描かれているという短話『或る日』も読むのが楽しみです^^
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