吾輩は猫であるが犬
」のレビュー

吾輩は猫であるが犬

沙嶋カタナ

生き生きした可愛さも心を開いていればこそ

ネタバレ
2023年5月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 204p、表題作含む6作品の短編集、あとがき。猫視点の猫自身以外の猫や犬、人間側の見え方、猫や犬との暮らしの中の関わり方、実際にこの社会の中で起こっている事柄だからこそ痛みも嬉しさも伝わってくる。暗い瞳がだんだんと輝くようになるのを見るのは猫や犬だけでなく、癒されていく人間にもこの上なく嬉しいこと。賢いワンニャンでした。単純にニャンコもワンコも可愛いから、お気楽な顔して過ごしていて欲しい。泣いた。
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