このレビューはネタバレを含みます▼
子供の頃のとある出来事からキスや恋愛にまつわるものがトラウマで、すっかり苦手で受け付けなくなってしまった、ふんわりとした雰囲気が可愛らしい寿々真くん。そしてその『とある出来事』のお相手で幼馴染の、こちらはクールビューティーな雰囲気を纏うイケメンな祥吾くん。その一件以来話すこともなかった二人がふとしたことから話してふれあうことから始まるラブストーリーの第一話。寿々真くんは「トラウマ、苦手」と思っているのですが、祥吾くんはどうやら寿々真くんが自分を避けていたのを「怖がられている」と思っているようで、寿々真くんに向ける視線や表情、ふれあった時の仕草に愛おしさと戸惑いが溢れていて切なくて。ラストの引きで寿々真くんの気持ちが動く予感があったので、早く祥吾くんの想いが叶いますようにと祈る気持ちです。個人的に緒川園原先生の描く、表情も肌感も温かく柔らかそうな絵柄と表現が大好きなのですが、今作はタイトル通りにその良さみをたっぷり味わえそうなのも楽しみです。素直で瑞々しい、おそらく両片想いな二人がどうなるのか、二話以降もウキウキでお待ちしております!