このレビューはネタバレを含みます▼
月の力を借りて、制限付きですが人に変身できる何百年も生き続ける狼、夜斗(やと)と人間、緋佐子の恋物語です。出会い編は「禁断の恋をしよう」等で描かれてます。
愛情深く物事の本質を見極め、受け入れることができる緋佐子でさえ、人ではないものと愛し合い生きていく!という葛藤〜決意そして永遠へ…が物語の軸ではないかと思います。だからといって、ずっと重いわけでもなく、ラブラブあり、Hあり、シリアスあり、ミステリアスあり、涙あり、ほんわかあり…と盛りだくさんです。全巻にわたって二人の日常をのぞいているようにお話は続いて行きます。サブキャラも大人でいい味をだしつつ二人を支えてます。終始、夜斗の大きな愛に包まれている緋佐子が羨ましいなぁと感じました。ラストまで丁寧に描かれてますが、もう一声!と思うのは私の贅沢な願望かもしれません。
本当に大好きな作品なので、オススメします!長文でごめんなさい〜。