いばら姫
」のレビュー

いばら姫

かずはしとも

こみあげてくるもの

2008年3月14日
ひとつのストーリーに対して2話、もしくは3話で構成されている短編集ですが、それぞれのストーリーの中にそれぞれの想いがきっちり込められていて、短い話数でありながらも消化不良にならない展開が読後感を充実させてくれます。

どの話もノスタルジックで、日本茶にお煎餅をポリッとしながら平和な日本に生まれて幸せだと噛み締めたくなるようなストーリーでした。いや、実際お茶にお煎餅…で読んだわけではありませんが(笑)古き良きことも、古き悪しきことも忘れないよう大切にしていきたいと感じられる作品でした。
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