COPPELION
」のレビュー

COPPELION

井上智徳

3.11以前

2013年4月30日
原発+大震災のカタストロフを3.11より前に描き始めていた作品。現実の施設管理の杜撰さがマンガを凌駕しているのが笑えないところですが…

1部(〜3巻途中)・2部(〜9巻途中)が放射能耐性のある能力者ヒロインたちが力を合わせて汚染地域に残っている一般人を脱出させるストーリーで、個人的に面白いと思えたのはここまで。映画アルマゲドンとインディージョーンズを足して2で割ったような面白さです。3部以降は路線変更したのかインフレ超能力バトルになり、それまでチラついていた国家間の陰謀もデフォルメしすぎでチンケな感じになってしまった。

舞台は世界規模ですが、全体的に設定考証が緩い(科学考証は特に)ので3.11を引き合いにマジメに読むと肩透かし喰らいます。2部までの感想として★4
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