このレビューはネタバレを含みます▼
明るくて勉強は苦手、おバカで素直な橘清(せい)と、真面目な秀才、心配性で陰キャの藤原純のDKカプのお話。初っ端他校のJKに連絡先を聞かれて罰ゲームだと決めてかかる純ちゃんに、清は不機嫌な純ちゃんも超カッコいいと喜びます。放課後、そのJKが友達に引っ張られてやって来ます。罰ゲームなんて失礼だと怒るJKの友達に、清は純ちゃんの素敵なところ•好きなところを一生懸命に語ります。純ちゃんの綺麗な指先に告った子と意気投合し「純ちゃんのことよく見てる素敵な人だよ。あれ、付き合うの?」ときょとんとする清に「お前がいるのに付き合うわけないじゃん」と純ちゃんが怒るというなかなかの惚気っぷりを見せつけてくれます。メガネが割れて見えない純ちゃんと手を繋ぎたくて、水たまりがあるよとかアリの行列だよとか空から女の子が降って来た…とか言ってしまう清、嘘だとわかっていてふわっと笑う純ちゃん、独特の世界が広がります。最終章では二人が出逢った小5から現在までが語られます。エロ無しでほのぼのと進んでゆくピュアなDKカプのお話は、ふんわりと優しいです。