悪役令嬢、94回目の転生はヒロインらしい。 ～キャラギルドの派遣スタッフは転生がお仕事です！～
柊一葉/高内藤花
このレビューはネタバレを含みます▼
各巻168ページ。
物語の中に転生ってどういうシステムwという、根本的に無茶な設定なので、いっそ清々しく楽しんで読めます。悪役令嬢役がヒロイン役をあてがわれてしまったというミスマッチがまた良し。
典型的ヒロインへの、主人公マデリーンの脳内ツッコミがもう同意しかない……のにそれを演じなければならない主人公の不憫さよw そして、マデリーンを慕う後輩悪役令嬢役のソフィーユがポンコツ可愛い。もう王子とかほっといてこの二人エンドで良いんじゃないの、と思うほどに女子二人が楽しそうでした。連載時、作者コメントも担当さんを含めて仲良く楽しそうで微笑ましかったのを覚えています。
前半の方がコメディー色が強く、後半は割と真面目にラブ方面。個人的な趣味としてはラブ分量がいささか多かったですが、ご都合すぎるほどの強引ハピエンは、この作品に合っていたと思います。
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