僕たちは運命に嫌われている【コミックス版】
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僕たちは運命に嫌われている【コミックス版】

KINACO

残酷なオメガバースの世界を…

ネタバレ
2023年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 運命の番、運命に抗う、そんなオメガバース作品をたくさん読んできましたが、この作品は今まで読んだ中で一番ストレートに残酷でした。
運命の番に抗うと…もちろん他の作品でも作中に台詞としてありますが、あてえ描かない事でここまで残酷なモノだと知らなかったです。
(諸設定あるかと思うので、一概には言えませんが…)
残酷?残酷では無い、本当は幸せしかないです。
でも、途中辛くて涙が止まらなくて…
八尾がいつも八尾で居てくれてたから、みんないつの間にか八尾の味方になっていて、そんな八尾を愛する九条もまた自身を拒んでまでも八尾を愛していて…
九条の運命の番、二葉も最初こそ、心の底から運命を信じて翻弄されながら行動していたけど、自分の気持ちを優先する九条を前に為す術もなく、でも自分の気持ちで幸せになりたいと気付き行動した時は、人って変われるんだと、しみじみ思ってしまいました。
レビューも好評価ですし、オメガバースの世界に入り込んだなら、読んで欲しい1冊です。
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