このレビューはネタバレを含みます▼
流石の作者様、素晴らしい世界観のソーニャ作品でした。
絶望を味わったヒロインの辛さと逞しさに胸が痛かったのですが、神の子ヒーローとの関わりで起こる気持ちの変化、同時に起こるヒーローの変化がとても良かったです。
人の業、醜さ、美しさ、欲深さが見える作品で、気持ちが揺さぶられ、神殿にはイラッとくるのですが、主人公たちがどこか浮世離れしていて、クスッと笑える所もあり、1冊に物凄い沢山の面白さが濃縮されて詰め込まれています。独特の世界観ですが、どんどん惹き込まれて止まれません。☆5だらけにも納得の大満足な素晴らしい作品です。