このレビューはネタバレを含みます▼
私がワートリを読むきっかけになったのは、
作品が休載してもファンが一切離れていかず、むしろ休載の間に読んでおくべしと未読の人に漫画を送り付ける奇行、作者がファンから愛されすぎている、などの一体感があって…なんで他作品に比べたら爆発的に人気とは言い難いのにワートリ界隈は常に熱を持ってるんだろうか、その疑問から私もその境地にたちたい、そう思った事が底なし沼へ事故るキッカケとなりました。
①集団戦
1体1で戦うことは基本ない。敵国が攻めてきた時のことを想定して基本チーム戦でランクを競っているので、技術、才能、戦略が交差しあって読者をも裏切る展開が盛りだくさんです。「…ハウンド!?」あそこ大好きです。
②キャラが生きている
そもそも原作者は主人公は4人いると言っていますが、読者からしたら登場人物全員が主人公と言えるほどキャラが愛されています。過去編があるから深みが増す、そんなレベルの話ではありません。むしろ過去編はあまりやりたくない、今の彼らを見てほしいという原作者の思いから、登場人物全員の「今」をたくさん見せてくれるんです。主人公を引き立てる役なんて1人もいません。そのおかげで友人かのような、理解した気になるほどキャラを愛してしまうんです。トリオンという力はどんどん衰えていくので、隊員はほとんどが未成年。成人組もいますが、14~25歳と年齢豊かな登場人物が100人ほどいます。このキャラはこういう考えをするからこう動く、このキャラはこういう生い立ちがあるからこういう性格、などのめり込むと出て来れないあなたもキャラ沼へようこそ。
②遅効性SFとは
最初はつまらないと思ってました。主人公の修にイライラしてたので。だんだん受け入れてくるのですが、そこから作品が面白くなってきて、何十回見返したか分かりむせん。毎回新たな発見があるのです。その意味を知りたいあなたはまず、1度読んでみてください。