このレビューはネタバレを含みます▼
レビューが多いのとざまぁな展開が読みたくて購入しましたが、そこにいくまでの展開が長いです。また読んでいて他の方も書いてますが、主人公の行動にイライラするところがあります。そこでその発言する!?とか前に心配かけたのに何故また同じ行動をする?という部分もあります。正直、男に頼ってばかりで何も自分で行動できないし、ウジウジしてるしで、コイツを嫁にするぐらいなら元婚約者の方がよっぽど役に立つと思うのになーという印象が強いです。あと誰かに愛されたいみたいな事を終始言ってるけど、いつも気にかけてくれてる祖父母や友人の事は眼中に無いのか?と矛盾が多いです。
そして設定としても「花嫁」ってだけで愛されるのはなんで?っていうことの深掘りも浅いです。一目見て運命だ愛だって言ってるけど、霊力強めたり、強い子供産めるからみたいなところを見ると体目当てじゃねーかと思ってしまいます。見方を変えると花嫁を母胎としか見てないようにも見えるのによく皆、嫁ぎたいとか憧れとか言えるな〜と逆に感心しました。それに花嫁ってだけで中身とかよく知りもしないで、自分の一族に向かい入れてるところを見るとこの世界大丈夫か?何だか分からない人間入れてよく一族滅亡とかしてないなって感じです。
あとこの作者、着物のことちゃんと勉強してから描いてる?って思います。振袖着てくシーンで普通、格式のあるお家ならこんな髪型にもしないし、ましてや着付けてくれた人が言ってた「お振袖」って普通言う?私、趣味で着物着る事あるけど聞いたことないよ?あと私の知識不足かもしれないけど鬼の両親、いくら若くみえるからってお母さんの方の帯、未婚ならともかく既婚でこういう場で変わり結びはマナー違反だし、普通お太鼓結びじゃないの?とか狐の当主の着方、床ずってるし着物着てる人なら絶対しない上に洋装の建物でこんな事しないでしょ、いい着物なら尚更ありえないと色々ツッコミを入れたくなります。
親友の猫又カップルの方はちゃんと好きになってくれるまで毎日家に通ったり、なんかちょっとしたすれ違いもあったりしてラブコメしてる感じっぽいのでそっちにフォーカスした内容の方が面白いんじゃない?とさえ思います。