転生令嬢と数奇な人生を
」のレビュー

転生令嬢と数奇な人生を

かみはら/しろ46

あくまでも令嬢もの

ネタバレ
2023年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ めっちゃネタバレです。





6巻まで買いましたが、終盤はわりと飛ばし読みしてました。

コンラート襲撃はすごく面白かったんですが、この後、派手な戦闘やバトルがあると期待したのが間違いでした。
侵略戦争は回避、帝位をかけた血みどろの内戦も回避。
エルやシスの全力魔法戦闘とかも無し。皇帝や箱の脅威も、怖いよ凄いよと煽るだけ煽り、怖さも凄さも披露することなく終了でした。
煽ったからには見せてくれー。皇帝のとことか特に。
「これ、すごく悪くて強い伝説の怪獣だよ」って寝てるとこ見せられてそのまま殺したようなもんでしょ?起こして戦ってよ!物語なら!1回くらい皇帝にも箱使わせてあげてー!!

舞台をチート無しのカレンに合わせた結果なんでしょうか。でも、戦時下にしないならチート無しという売りが輝かない気もするんですけど。箱の時はエルのチート借りてたし、結局チート使うなら派手にやって欲しかったですね。
小さくまとめてしまった感じが残念です。


恋愛関係は物語の終盤でいっきに片付けていましたが、キヨ嬢とか主人公の誘拐とかには脱力しました。
これだけの長編で、今さら恋愛発展用の事件をわざわざ用意するのは子どもっぽいというか、ダサいというか。
恋模様の変化はストーリーの中で適度に散らして進めた方が良かったと思います。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!