4月の東京は…
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4月の東京は…

ハル

レビュー書いてもおさまらない興奮

ネタバレ
2023年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は久しぶりに会った和真に対して、つれないな~ゲイバレしたくないのかな?くらいにしか思って無かった。
その後、蓮の過去になるたび、苦しいとせつないで胸が詰まって泣きながら読んでた。
サラリーマンとの履歴や生死をさまよう和真を前にどうしようも無かったのかもしれないが、少年の蓮が背負ったものが大きすぎて…涙
周りの大人たちが非情すぎ…涙
八神くんにガツンと言われるまで和真も好きになれなくて、(体と心さえ拒否しなければ)八神くんで良いじゃん!とさえも…。
もう何しても涙…過去に涙、和真とセ フレになって涙(なぜセ フレなんだよと一瞬思うけど、和真を思う気持ちと、後に知る和真との行為を受け入れられたという2つの意味に泣く)、上司に襲われ涙(八神くんの回想と共に、和真以外とするとどうなるか分かる展開に泣く)、和真の母に会って涙(女の子だったら許してなかった!はモヤモヤしてるけどね)、おまけのストーリーで、してみたいセ ックスみてほのぼの嬉し泣き…
蓮がしたい穏やかな恋愛させてやってくれ!頼むよ和真!
年相応に自分勝手に動く事なく、すべては和真のためにと生きてきた蓮に、これからは返すように大きな幸せをお願い!

読み返すたびに気づきがあります。先生が丁寧に書いたとおっしゃっていた通り丁寧で繊細なストーリーと細かい人物設定なので、何度も何度も丁寧に読もうと思う作品です。
出会えて良かった作品でした。ありがとうございました。
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