このレビューはネタバレを含みます▼
いろいろレビューを見て、迷いながらもポチリ。うん!よかった!内容もちゃんとあるし、よく出来たいいストーリー。受けの根湖には同棲中の彼氏がいて、彼氏に処女捨ててこいと言われて、ゲイバーで出会った同僚の攻めのゴローに抱いてとお願いして…から、歯車が回り始めます。根湖の彼氏、最終的には根湖のこと好きだって気づくけど、それまでが酷い。男とか女とか関係なく、付き合ってる人に他の人とやってこいなんて、不器用だから云々ではなく、人としてどーよって思ってしまう。それでも、そんな彼氏が好きだと言う根湖。忘れ方が分からないって言ってたから、つまりは、好きだったノンケの彼に、ゲイの自分を受け入れてもらえて付き合えたことで、必死にその恋に縋りついて、周りが見えなくなってたんでしょうね。それは恋ではなく、執着かな。人生バラ色、好きな人、恋人いらないと思ってたゴローが、根湖の可愛さと健気さに惚れ恋を知ったけど、こちらは恋愛初心者なのに、元々のスペックが高いのか、自分より根湖の幸せを第一に考えるという、懐深き賢者(元遊び人なので聖人では…ないかな笑)。もうそんなの、考えるまでもなくゴロー贔屓になるけど、そこは当て馬気質がちらちらと…。元彼が根湖のこと好きだと知って、2人は両想いだからと身を引こうとするゴローがね…ほんとに恋愛初心者!?すべてにおいて優しく、拾った猫(根湖)達の居場所を作ってあげて愛してあげるゴローが幸せになれないのは、やはり納得いかず…で、元彼が立派に当て馬になりました。よかったよかった。初めて人に愛してもらえて、愛する人が他の人とエッチするなんて到底嫌に決まってるでしょ!ってことに気付けたようで、盲目じゃなくしっかりゴローを見て愛してあげてね、と思いながらすっきりと読了しました。根湖のふにゃ顔好きです!