このレビューはネタバレを含みます▼
高校生の物語です。読み進めていくうちに、それぞれの過去、現在がみえてくる。
メインの登場人物4人、それぞれが凄くいい子達で、各々現在おかれている自分がどうしたら良いのか、現在にいたるまでの過去の出来事、そしてこれからの事。いい子って鼻につくこともあるけれど、4人とも全くそんなことを感じさせない個人的には抱きしめてあげたいキャラです。
あおちゃん、陸君はふりから始まった彼氏彼女だったけど、いつの間にかそれぞれ本気になってて、でも空や海も決して悪者ではなくて……若さゆえ気持ちを抑えられず、つい行動してしまっても、結局は自分、回りをよくみて決断出来る行動力もある。
4人がそれぞれをとても大切にしているからこその切なさ、涙有り、若い頃ならこんな恋もステキだったろうなと想わせてくれるお話。ラストは笑顔でしめくくれるオススメの作品です。
読み終えたあとは清々しく爽やかでさえありますよ。